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こにちは。昨年、老人看護専門看護師の認定をうけました内部孝子です。
現在、私は地域医療連携課に所属しています。松江赤十字病院に就職しようと思っている方、どこに就職しようかと迷っている方のために、私が老人看護専門看護師になるまでの経過をお伝えします。これを知ることによって、どのようにキャリアを積んでいけばよいのか参考にしていただければと思います。
ではまず、専門看護師について紹介します。専門看護師には、複雑で解決困難な看護問題を持つ個人、家族及び集団に対して水準の高い看護ケアを効率よく提供するための、特定の専門看護分野の知識・技術をもち、保健医療福祉の発展に貢献し、看護学の向上に寄与することを求められています。複雑で解決困難な看護問題については、その分野によって異なっています。専門看護師の分野については、がん、精神、地域など11領域の分野があり、その中で私が認定を受けたのは老人看護専門看護師です。現在、全国で66名の看護師が認定を受け、さまざまな施設において活躍しています。

では、専門看護師になるにはどうしたらいいでしょうか?専門看護師になるには、看護系大学院修士課程修了者で日本看護系大学協議会が定める専門看護師教育課程基準の所定の単位を取得していること、実務研修が通算5年以上あり、うち3年間以上は専門看護分野の実務研修であることが必要です。
では、老人看護専門看護師には、どのような特徴があるのでしょうか。老人看護専門看護師の特徴は、高齢者が入院・入所・利用する施設において、認知症や嚥下障害などをはじめとする複雑な健康問題を持つ高齢者のQOLを向上させるために水準の高い看護を提供することです。
次に、私が専門看護師になるまでのことをお話しします。私は、今はもう閉校してしまった松江赤十字専門学校を卒業しました。入職してからは、脳神経センター、混合(泌尿器・耳鼻咽喉・眼・形成外科)病棟、循環器やICUなど配属された病棟で、その専門性を学び看護をおこなってきました。その後、結婚・出産を機会に私の人生の転機となったと思う訪問看護ステーションでも働きました。
病院の中だけでしか働いたことのない私にとって、自ら様々なことを選択して、その人らしく生き生きとして暮らしている高齢者の方との関わりはとても新鮮でした。そのころから、退院支援の仕事がしたいなと考えるようになり、在宅のことを理解するためにケアマネジャーの資格をとりました。そして日本福祉大学の通信課程で学び、社会福祉士の資格を取得しました。

さらに看護部長のすすめで2011~2013年まで島根大学大学院の老人看護CNSコースに進学しました。この2年間は出張と休職の支援を受け、大学院に通いました。今でいうワークライフバランスが保て、主婦である私にとっては、仕事でのキャリアとの両立ができ、ゆっくりと学ぶことができました。そして、2013年3月に修了し、12月に認定を受けました。
現在は、高齢者ケアの質向上のために、病院内で横断的に活動し、認知機能の低下した患者さんやせん妄のある患者さんの対応、意思決定支援などの相談をうけ、病棟スタッフと共に実践しています。また、地域施設を訪問し、看取りや認知症の勉強会を進めています。こんな私と一緒に働きましょう。待っています。
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