正月明けの1月23日『保存期腎不全教育入院』の見学・研修のため、近江八幡市立総合医療センターに行ってきました。同院腎臓内科は、上記教育入院での指導を軸に、慢性腎臓病(CKD)の地域連携に積極的に取組んできました。同教育入院の受講者は既に1000名を超え、同入院での指導により腎機能の悪化が有意に抑制されたことから、同院の取組みは高い評価を受けることになりました。
 
当院視察団の構成は、糖尿病教育チームから、私とガリバー先生、保健師1名、看護師3名、管理栄養士2名の他、腎臓・透析センターの2名の看護師を加えた計10名です。ガリバー先生を団長とする9名は、松江から、私は、益田から向かいました。
 私は、前日の夜遅くに広島入りし、当日新幹線で京都に出て在来線を乗り継いで10時過ぎに近江八幡駅に着きました。研修開始時間まで、3時間ほどありましたので、町の散策をすることにしました。
 近江八幡は、近江商人発祥の町だそうで、町づくりは豊臣秀吉の甥の秀次によって行われました。織田信長の安土城下を手本に、本能寺の変で廃墟となった安土城下の隣接地に近江八幡の町を作りました。琵琶湖から掘割を廻らし、楽市楽座を導入して、活気ある町づくりが行われました。
 
駅にある案内板には、『近江商人発祥の地』と『水郷と古い商家のたたずまい』とあります。

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駅から、歩いて30分ほどのお城のあった八幡山を目指します。20分ほど、閑散とした特徴のない町を歩いていくと、古い町並みが保存されている一画に達しました。まるで江戸時代にタイムスリップしたような風景が見えてきます。

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さらに歩を進めると、川面に町並みを映した掘割、八幡掘が見えてきました。

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左義長まつりで有名な日牟禮八幡宮にお参りをして、ここからはタクシーで市立医療センターに向かいました。10分ほどして病院らしからぬ建物の前でタクシーが停まりましたが、そこが医療センターでした。

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 通常1日の研修を、私どものために、半日にアレンジして企画していただきました。先ず、副部長のS先生から、CKDの地域連携をどのようにして構築してきたのか、腎不全教育入院の成果等のお話しを伺いました。引き続き、S先生の講義

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と、慢性疾患看護専門看護師のI師長さんの講義を見学させていただきました。その後で、I師長さんから、教室運営上のポイントについて、レクチャーしていただきました。

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 近江八幡医療センターの保存期慢性腎不全の素晴らしい治療成績は、徹底した減塩指導にその秘訣があるようです。受診の度に、患者さんに24時間畜尿した尿をもって来ていただき、塩分摂取量と蛋白摂取量の客観的評価を行いながら栄養指導を繰返すことが、腎臓に優しい食事の実践につながっていると確信出来ました。これらの手法を、当科の糖尿病腎症での栄養指導にも、近日中に導入すべく、早速ガリバー先生に準備を進めてもらっています。
 研修終了後に、親睦のための交流会を開いていただき、各職種間での今後につながる情報交換をすることが出来ました。近江八幡医療センターの腎臓内科医の数は、驚きの7名で、内一人は、島根大学腎臓内科から内地留学で勉強に来ている後輩のE先生でした。そこで得られた耳よりな情報、朗報ですが、この4月から当院膠原病・腎臓内科に、島根大学より2名の医師派遣が決まっているとのことでした。

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 交流会終了後、私は翌日の外来があるため、電車とタクシーを乗り継いで、伊丹空港近くのビジネスホテルまで戻りましたが、時計の針はとっくに12時を回っていました。翌朝の第1便で松江に帰りましたが、天候に恵まれ、眼下に雄大な冠雪の大山を見ることが出来たのは、めっけ物でした。

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2014.02.21 Fri l 病院いろいろ l top