引き続きソウムカメラマンです。
今回はシリーズ最終回として武藤先生の知られざる遺書と胸像の秘話をお話しします。

<遺書>
「院友 創立35周年記念号」に武藤先生の遺書として
「一、本館の完成は、私終生の悲願である。必ず完成して欲しい。
 二、私の眼球は、開眼手術の方に利用してもらいたい。
 三、自分の遺体は、松江赤十字病院で解剖に付し、医学研究に役立ててほしい。」
という紹介があります。

本館とは現在の公開空地にあった旧本館のことで、先生はその完成を見ることはありませんでした。
昭和43年に竣工したその本館は、昨年平成24年にその役割を終えるまで当院を支えてくれました。
「松江赤十字病院だより 57号」には、
「3月8日 午前5時55分 院長急逝する。
3月9日院長の御遺体を午前10時より本院において解剖、
両眼は、アイバンクに送り2人の失明者に光明を与える」と記されています。

↓ 写真(再掲)
↓ 昭和43年6月:建物左から、武藤先生悲願の本館、中病棟、武藤先生設計の円形病棟

S43年6月本館・中病棟・円形病棟


<胸像>
武藤先生が亡くなられた5年後の命日に胸像除幕式が執り行われました。
約1000人の方からの寄付金で建立された胸像は武藤先生思い出の円形病棟西南隅へ安置され、
台石の正面には石倉愰第三代院長の揮亳による「武藤多作先生像」の刻銘が、
裏面には同院長撰書の碑文がはめ込まれています。

武藤先生の功績を紹介するにはまだまだ不十分ではありますが、筆を置かせていただきます。
当院へお越しの際、武藤先生の胸像を見ながらこの記事のことを思い出していただけると嬉しいです。
以上、ソウムカメラマンでした。

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2013.08.23 Fri l 病院いろいろ l top