みなさんこんにちは、透析センターの中島です。
わが国の透析患者数は昨年30万人を超えますが、島根県では約1500人、当院の透析センターでも1ヶ月約70人の方が血液透析中です。血液透析では必ず週3回通院が必要です。

7月に出雲で開催された「透析医療の明日を考える会」では、埼玉医科大学腎臓内科 鈴木洋通教授による「在宅透析」についての講演がありましたので、学んだことを報告させていただきます。
現在の全国の「在宅透析」患者数は約330名ですが、中国地方では約10名と少なく、山陰地方ではまだ行われていないとのことでした。「在宅透析」とは、各病院のサポートを受け、自宅に設置された透析機器で自分または介助者が回路を組み、シャントを穿刺し透析を行うことです。「在宅透析」開始にあたっては、まず本人の希望があること、自己穿刺・自己管理ができること、そして介助者の理解があることが必要です。それに加え、「在宅透析」のトレーニングができ、サポートしてくれる医療機関があることが重要です。
「在宅透析」では塩分制限のみの食生活で他は普通の人と同様で構いませんし、糖尿病性腎症の患者様の目が見えるようになったり、脳卒中の患者様の会話が可能になったりと、いろいろ奇跡も起きているようです。私は今まで、糖尿病教室などで血液透析について話をする時、「病院に週3回通院していただかなくてはできません」と患者様や家族に説明してきました。この講演を聞き、いろいろな条件を整えることができれば「在宅透析」の情報提供もできると感じました。
でもそこまでの道のりはまだまだ長く、患者様のトレーニングはもちろんのこと、医療サイドでは患者様個々に合わせた教育、透析機械のレンタルへの支援、透析治療や透析記録が“みえる“病院とのサポートシステムづくりの実現が必要です。
山陰地方で「在宅透析」が行われるのはまだ少し先のことかもしれませんが、講演を聞き、そのあり方や問題点を含め多くのことを考えさせられました。今後も益々増加する慢性透析療法の現状に目を向け、患者様が安心できる安全な透析看護を展開していきたいと思っています。

大山 初秋
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2012.10.29 Mon l 院外研修会・講演会 l top