救護班第8班でこころのケア班として活動した土江です。
5月2日から7日まで石巻市で活動しました。

こころのケア2

こころのケア班が救護班に伴って行くのははじめてであり、到着するまでこころのケアの活動状況がわからず、とまどいながらのスタートでした。
私たちが到着した時には本社召集のこころのケア班第12班を中心に5、6ヶ所の避難所で活動が展開されており、そこへ加わり避難所を巡回しました。
活動内容はこころのケアのトリアージ、前班から関わっている方への継続したフォローおよび避難所のアセスメント。
夕方のミーティングではその日の報告と精神科医師や臨床心理士からの指導・助言を受け、翌朝にリーダーが市役所で担当保健師へ報告し打ち合わせのもと以降の活動を進めて行きました。

避難所では家や財を失った方、津波に流されながら九死に一生をえた方、大切な家族や友人を亡くした方たちの言葉に耳を傾けました。
家族を失い辛い状況なのに「自分だけじゃなくみんなが大変な状況だから」と笑顔で話される方もおられ、災害によって日常を奪われた悔しさや悲しみの中にあっても前向きな姿に何とも言えない気持ちになりました。
被災から2ヶ月が経ち避難所の人数も半数近くに減り、避難所にいる方も日中は自宅へ片付けに戻ったり、仮設住宅もわずかながら建ち、学校の授業や診療所も徐々に再開され一歩ずつ地域が復興への道を歩んでいることも感じることができました。

ふだんの社会福祉士としてではなく今回はこころのケアの主事としての参加でしたが、親族の家に身を寄せながら再び避難所に戻らざるをえなかった方、学校の再開にあわせ教室から体育館へ移らなければならなかった方、生活の場が定まらず我慢を強いられている方を多く目にしました。
日ごろ経済的・社会的・心理的な課題や介護の問題を抱える人々の支援に多く携わる立場であり、被災された方々のこれからの生活について継続した適切な支援の必要性を痛感しました。

そして任務を終え帰着後、迎えにきてくれた妻子の姿にほっとし、留守中に誕生日を迎えた末っ子の「おかえり」という言葉になにげなく過ごす日常の幸せとかけがえのなさを実感しました。

こころのケア3

最後に未だつらい生活をしいられている被災地の方々の一日も早い生活の再建を心からお祈りいたします。

2011.07.22 Fri l 赤十字の活動 l top