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当院では、考える力をつけ、看護の質を向上させることを目的に、看護研究委員会で看護研究を支援しています。

毎年、看護研究と臨床への活用の発表を行っていますが、昨年度は看護研究委員会が支援する看護研究はありませんでしたので、一昨年度の看護研究5題の臨床への活用報告となりました。
また、診療看護師2名の活動報告も行いました。


ICU・CCUは、PNS導入と自己効力感の関連に関する研究で、ICUでは失敗に対する不安が強いほど気兼ねと負担を感じ、依存と連携不足が強くなるという結果でしたので、病棟でのPNSの有効運用の活動評価でした。

※PNS®(ナーシング・パートナーシップ):
2人の看護師が、安全で質の高い看護をともに提供することを目的に、リーダーを中心としたグループの中で、互いが良きパートナーとして、対等な立場で特性を活かし、相互に補完し合って、日々の看護ケアをはじめ、1年を通じて活動を行いその成果と責任を共有する看護体制の事

8階西病棟は、終末期がん看護の困難感とソーシャルスキルとの関連に関する研究で、経験が少ない看護職で困難感とソーシャルスキルは逆相関していました。
そこで、経験の少ない看護師への支援内容と看護師自らのソーシャルスキルの向上や、他職種との協働を進めるためにもカンファレンスを充実するという発表でした。

救命救急センターは、配置転換後3年間の看護職の気持ちの変化に関する研究で、3年間は看護師としてのアイデンティティが揺らぐためその人の持っているキャリアを尊重した支援が必要という結果でしたので、それを生かした教育計画と評価でした。

11階病棟は、維持血液透析中止を決定した患者家族への関わりに関する研究で、透析中止後の短い期間に看護師が身体症状を見極めながらその人らしく死が迎えられるような関わりが浮かび上がり、実際のケアに役立てている報告でした。

5階東病棟は松江八束医療圏域で使用されている回復期病院への医療情報提供書をテキストマイニングで分析した研究でした。
書かれている情報は、患者の寝たきり度に応じ転院後の生活に必要な内容となっている一方で、在宅復帰まで見据えた視点の必要性が明らかとなりました。
サマリー内容改善への取り組みと、回復期病院を訪問し直接他施設からの評価を聞き取りした報告でした。


臨床で行う看護研究の醍醐味のひとつは、研究結果を直接看護の質向上に役立てられることです。
5題いずれも臨床での活用が進み、研究の有意義性を感じた発表でした。

これからも看護の質向上に役立つような質の高い看護研究を目指し、支援していきたいと思います。


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2018.04.18 Wed l 看護師の声 l top