こんにちは☆
栄養課 管理栄養士のレモンです。
もう今年も終わりに近づき、寒さも厳しくなってきました。
年末年始といえば、クリスマス、年越しそばやおせち料理などを楽しみにされている方も多いと思います。
しかし、食べ過ぎてしまう可能性も高いので注意が必要です。
当院では、おせちをテーマにした外来糖尿病教室の調理実習を毎年行っています。
今年は12月4日と11日に開催したので紹介します。
今年のテーマは『見た目も味も大満足!ヘルシーおせちをつくりましょう』です。
見た目も美しく、味も美味しく、ヘルシーじゃないといけない、、、、。
なかなかの難題で、何度か試作を繰り返してやっとレシピが完成しました。
<お品書き>
お雑煮
信田巻き
ぶどう豆
えびの味噌マヨネーズ焼き
茶巾かに玉
酢ばす
スモークサーモンと大根のマリネ
たたきピーナッツごぼう
小豆ムース

↑完成したおせち料理です。
全部食べるとエネルギー592kcal(7.4単位)、食塩量2.7g、野菜使用量145gのメニューです。
このメニューを当院の13階にある調理実習室で参加者10人程度とスタッフ数名で20人分調理しました。
おせち料理は、日持ちをよくするために砂糖をたくさん使います。
黒豆やきんとんなどはかなり砂糖を使っています。
今回の黒豆や小豆ムースは砂糖を減らし代わりに人口甘味料で調味しています。
塩分も多くなるので、柚子やレモン・酢の酸味、辛子や唐辛子のスパイス、油脂類(マヨネーズやオリーブオイル)のコクを利用して、減塩を意識しました。
また、肉や魚などのたんぱく質の料理が多くなりやすく、野菜料理が少なくなりがちです。
たんぱく質の食品を適量に控えるためにも野菜をたくさん使ったメニューでボリューム感をだしています。
おもちは、ものによって大きさがかなり違います。
今回は小さめのおもちを使いました。
自分が食べるもちの大きさを確認してみてください。
見た目は、赤・黄・緑を使って彩りを考えたつもりです。
また、南天や千両、バランなど葉っぱ類を飾ることで豪華にみえます。
今回は、ランチョンマットも用意しました。
南天や千両などが用意できないという方は最近100円均一にも正月の飾りグッズなど便利なものもあるので利用してみてください★
飾り切りにも挑戦してもらいました。

↑切り方などのポイント図です★
同じ食材でも切り方によって見栄えが変わってきます。
調理で難しいといわれたのは信田巻きです。
作っている様子を簡単に、、、
信田巻きはうすあげを切り開き、その上に鶏ひき肉をしき、中に人参とインゲンを入れて巻き、最後にかんぴょうを巻きつけて煮ます。
切ると人参の赤とインゲンの緑色が映える料理です。

↑かんぴょうを巻いているところです。


↑切り口がこんな感じになります。
みんなでワイワイといろいろな話をしながら協力して作ることができました。
糖尿病・内分泌内科の医師も一緒に出来上がった料理を美味しくいただきました。
みなさんからも美味しかった、自宅でもやってみようと思ったなどと感想をいただき、『見た目も味も大満足』のメニューになったのでは!?と自己満足しております。

おせち料理を自宅で作らず買うという家庭も増えてきていますが、自分で調理することによりいろいろな工夫ができます。
今回の詳しいレシピは、ホームページの外来糖尿病教室バイキングメニューに掲載しています。
過去のバイキングメニューも載っていますのでぜひ参考にしてみてください。
外来糖尿病教室は調理実習も含めて計6回行われています。
医師・管理栄養士やその他のコメディカルからの話、そして管理栄養士が考えたバランスの良い食事もご用意しています。
ぜひご参加ください☆
インフルエンザもはやっていますので、皆様体調には十分に気をつけてくださいね。
美味しくバランスの良い食事を心がけて良いお年をお迎えくださいませ☆☆
<参考>
松江赤十字病院 外来糖尿病教室バイキングメニューかかりつけ医を作ってください
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