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こんにちは。認知症看護認定看護師のSです。
私は、精神科病棟で勤務しております。今年で11年目となりました。
総合病院である急性期病院の中にある精神科病棟は、一般病棟とは時の流れがゆっくりと感じます。病棟入り口は、自宅でいうと玄関となります。患者さん家族は勿論、医療者の出入りも1箇所であるため、顔を合わせることや声をかけることができます。挨拶など心地良い雰囲気をこころがけるようにしています。

病棟では、様々な要因で認知機能低下のある患者さんたちが、安心して過ごせるような取り組みを行っています。その中の1つとして、食事前の手洗いは私が精神科病棟へ来たときには既に取り組まれていました。食事の前には、必ず放送をかけ、「朝の食事の準備ができました。配膳をいたします。皆さん手を洗ってお待ちください。ただ今から配膳をいたします。」とアナウンスしています。お手伝いの必要な患者さんには、洗面所で手洗いをお手伝いさせて貰っています。私たちが日々行っている当たり前のケアですが、私は、本当に大切なケアと感じています。症状から落ち着かない患者さんであっても、このケアの時には、ほとんどの患者さんが受け入れてくださっています。一人一人の患者さんに合わせたスタッフの細やかな声かけ、手の添え方などがマッチしているだからだと思います。看護計画や文書からは見えてこない心を通わせることを、少しでも形として表現していくことが私の使命と考えています。

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2023.05.15 Mon l 専門看護師・認定看護師 l top
こんにちは、外来看護師のCです。

京都で行われた日本糖尿病協会年次学術集会に参加し、島根県糖尿病療養指導士認定機構の活動についてポスター発表を行いました。また、教育講演やグループディスカッションにも参加しました。

皆さんは「スティグマ」という言葉を聞いたことありますか?糖尿病に対する社会的偏見は、不正確な情報・知識に基づく誤った認識や言葉(ことば)により生じることがあります。正確に病態を表していない病名や、糖尿病医療で使われる不適切な用語の使用によるマイナスイメージの拡散により、糖尿病のある人は自らに非がないにも関わらず、社会から負の烙印(スティグマ)が押されます。近年、治療が飛躍的に向上し、血糖管理を適切に行えば、糖尿病のない人と変わらない生活を送ることができます。
また、そういった偏見をなくすため「糖尿病」という名称について変更が議論されています。

糖尿病を正しく理解し、マイナスイメージを払拭していただくため、活動を続けてきたいと思います!

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2023.05.11 Thu l 専門看護師・認定看護師 l top
こんにちは。9階病棟看護師 Yです。
1月 「がん化学療法の味覚変化と栄養管理」について研修会を開催しました。
国立がんセンター東病院 腫瘍内科 医長である松原伸晃先生、薬剤師の馬場 楓先生の特別講演、当院管理栄養士さんから化学療法中の食事支援について発表をして頂きました。研修会はオンラインでの開催で、多くの方に聴講していただくことができました。
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特別講演では、化学療法による味覚障害は6割と頻度が高い割に、そのことを訴えない患者さんが多いことが研究結果などからも明らかとのことでした。味覚障害について確立した支持療法はありませんが、ガイドラインで推奨されていることの一つに「栄養相談」があります。

私達にできること、それはまず患者さんの症状に気付き、医師、薬剤師、栄養士と連携していく事の大切さを改めて理解することができました。
「抗がん剤の味覚障害は仕方しかたない。」では終らせたくない!そう強く思い、明日から看護に役立てていきたいと思いました。





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2023.02.24 Fri l 専門看護師・認定看護師 l top
こんにちは。緩和ケア認定看護師のMです。
コロナ禍の中、まだまだ自粛や感染対策が必要であり、出口の見えない状況が続いていますが、2023年は卯年!
うさぎのようにピョンピョンと明るい未来へ飛躍できる年となればいいですね。

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昨年、日本癌治療学会へ参加しました。 コロナのためオンライン開催が増える中、3年ぶりに行動自粛の呼びかけが一時的になかった時期でした。
現地参加のメリットはやはり熱量でしょうか。雑誌で見かけるような著名な先生方の講演を聞いたり、最新の医療機器や治療薬を目の当たりにしたりと、興奮しながら新たな知見を必死に得ようと熱を帯びる感じが好きです。
早くコロナが収束し、行動制限によるストレスのない生活が再び訪れることを願って止みません。




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2023.02.16 Thu l 専門看護師・認定看護師 l top
こんにちは。乳がん看護認定看護師のHです。
皆さんは、AYA世代という言葉をご存じですか?
Adolescent and Young Adult(思春期・若年成人)の頭文字をとったもので、主に15~30歳代までの世代を指します。
日本では、毎年2万人のAYA世代の方が、がんと診断、これは国内のがん患者の約2%、その内の90%以上は、20歳以上の方と言われています。

AYA世代のがん患者さんに対して、医療・療養に関する制度が不足していることが指摘されています。厚労省が平成27年~29年に行った調査結果では、がんを経験したAYA世代の悩みは、1位自分の将来、2位仕事、3位不妊治療や生殖機能、4位経済的なこと、5位後遺症と合併症という結果でした。
当院で乳がん患者さんと関わる部署の看護師107名に、AYA世代の乳がん患者さんの支援についてアンケート調査を行いました。
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結果は、上位の項目のみ掲載していますが、治療に伴うこと(容姿も含む)、仕事、子供に関することが多かったです。この他にも遺伝についてという内容もあり、ゲノム医療が進歩してきているからこそ支援が必要な内容だと考えています。
がん領域の専門看護師、認定看護師は、患者様のつらいお気持ちに寄り添いたいと考えています。
一人で悩まず、まずはがん相談支援センターにご相談ください。

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2023.02.06 Mon l 専門看護師・認定看護師 l top